【サンムーン, ダブル】ものひろい研究レポート【種取物語】
どうも、毒Zパチリスに可能性を感じているうえすです!
今回はタイトルにもあるように、”ものひろい”という特性に注目してパーティを組み、レートに潜ってきたのでその報告をしたいと思います。
※追記…第2弾も公開しました。なんと自己最高レートを更新してしまった。
ものひろい基礎知識
この特性のメインの効果は、フィールド時にバトル終了後に道具を拾ってくるというものです。今作では赤い糸ゲットのためにお世話になった方も多かったと思います。
実はこの特性、5世代以降は
”ターン終了時、自分が道具を持っていないとき相手(味方)が消費した道具を拾ってくる”
という対戦中でも発動する効果が付加されました。
しかし、対戦ではまずお目にかかれず、そもそもこの効果を知らない方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、この独特な効果を活かせないか試行錯誤してみました。
パーティ構築まで
ものひろいを発動させるために、ものひろいポケモンの道具を使わないといけないなぁ
↓
今作新登場の○○シード持ち+カプ系並べれば自発的に使えるのでは?カプ系強いし戦力的にもよさそう
↓
さらに裏から他のシード持ちカプを投げてシードを拾わせよう
ということで、ものひろいポケモン+カプ複数で能力を上げつつ戦うという大まかな流れができました。
しかし、はっきり言ってあまり強そうな気がしなかったので(ならなぜやるのだ)、強力なメガがおらずギミックを使いやすそうなwcsルールで使ってみることにしました。
wcsルールで使えるものひろいポケモン↓
<やるぞー
前言撤回。全国ダブルで使ってみることにしましょう。
あとはダブルバトルで強そうなメガガルーラ、霊獣ランドロス、使ってみたかったニャオニクス♀を入れて完成!
個体紹介
今は昔、種取りの翁といふ者ありけり。芝生にまじりて、種をとりつつ、能力上昇に使ひけり。名をば、しんをふのぱちりすとなむ言ひける。…
パチリス
持ち物:グラスシード
おだやか 特性:ものひろい
164(228)-x-116(204)-65-132(76)-115
グラスシードのB上昇+グラスフィールドで特化霊獣ランドの地震を2耐え
D 11n 特化リザYの日照り火炎放射確定耐え、特化テテフのサイコフィールド珠サイキネ中乱数
ついにサンムーン入り。種を拾いにきてもらった。
技は前歯、この指が確定で、レヒレがいることと麻痺よりもSダウンを優先したかったのでエレキネットを採用。また回避アップ+この指を試したかったので影分身を入れました。Z技が必中なので回避アップは微妙だと思われますが、一度きりのZ技をパチリスに使ってくれるのなら儲けということで割り切りました。
エレキネットで相手2体のS操作ができるところが強かったです。
一度、ガブの地面Zを威嚇+B1↑で耐えた。やるな、パチリス!
カプ・ブルル
持ち物:オボンのみ
意地っ張り 特性:グラスメイカー
177(252)-200(252)-136(4)-x-115-95
パチリスのグラスシードを発動させ、グラスフィールドで地震からパチリスを守る神様。あわよくばオボンのみを食べて、パチリスに拾わせたかったがウッドホーンで回復するために機会はなかった。
ところでグラスフィールドって地面技のダメージを半減ではないんですね。地面Zに泣かされました…。
カプ・レヒレ
持ち物:ミストシード
ずぶとい 特性:ミストメイカー
だくりゅう/冷凍ビーム/ムーンフォース/守る
175(236)-x-154(36)-127(92)-168(140)-106(4)
B 11n, どなたかの調整を参考にさせていただきました(忘れてしまった…)
パチリスにミストシードを拾わせ、Dをアップさせる神様。自身もDアップによりなかなかの硬さになるため活躍の場が多かったです。
相手にするとだくりゅうによる命中ダウンが厄介でしたが、自分で使うと技外しが気になりました。命中安定の水技にしても良さげですね。
ガルーラ
持ち物:ガルーラナイト
いじっぱり 特性:きもったま→おやこあい
猫だまし/おんがえし/いわなだれ/ふいうち
メガ前:183(20)-158(228)-108(60)-x-101(4)-135(196)
メガ後:183-191-128-x-121-145
S メガ前70族抜き(7世代ではメガ前調整いらないのでは…)
ギミックのみでは弱そうだったので、6世代最凶の親子の力を借りました。
はじめて使用しましたが、なんだこの強さは…。適当に使っても活躍するなんて…。
メガなし猫で、トリルミミッキュを止められるのもよかったです。
いわなだれを採用するのであれば、Sにもう少し割いても良かったですね。
つよい。
霊獣ランドロス
持ち物:こだわりスカーフ
いじっぱり 特性:いかく
165(4)-199(124)-128(140)-x-100-138(240) (S個体値24)
ダブルバトルで強いらしいので採用。シングルで使っていたヒャダインランドロスを流用しました。
唯一の威嚇かつナットレイへの打点持ちなので、かなりの過労死枠でした。落とされると非常に厳しい試合が多かったので、役割を分散させるべきでした。
つよい。
ニャオニクス♀
持ち物:ビビリだま→とつげきチョッキ
おくびょう 特性:かちき
サイコキネシス/めざめるパワー氷/10万ボルト/猫だまし
148(4)-47-96-135(252)-101-171(252) (個体値 H27, A0, B30)
ダブルバトルで強いランドロスに強いポケモンとして、自分の中で話題になったので採用。実はビビリだまの効果を知ってからずっと使ってみたいと思っていました。
いかくを受けてC2↑ S1↑からスカーフランドロスを狩る予定でしたが、相手への依存が大きく、いかくを受けなかった時の活躍が微妙だったのでチョッキをとりあえず持たせました。
対リザY用の10万ボルト、ドラゴン勢へのめざ氷、一致のサイキネ、ガルーラより速い猫だましを採用。火力は物足りませんが、ほどよい活躍でした。
バークアウトや不意の能力ダウンで火力が上がるのがいいですね。前回のミロカロスに続き、特性かちきにハマりそうです。(この記事のメインテーマはものひろいですよ)
戦績と考察
18勝13敗 レート:1500後半をうろうろ
意外と勝てたな、というのが正直な感想。個々のポケモンのスペックが高かったおかげですかね。
肝心の種ひろいは1試合しかまともに機能しませんでした。(しかも負けた)
原因として考えられるのは、
・ブルルとパチリスを並べなければならない
グラスシードを使うことを前提として組み始めたので当たり前なのですが、この並びをできる機会が少なかった。そして相手のパーティにブルルがまずいないので、自分で同時選出しないとパチリスの持ち物を使わせることができず、腐ることが多かったです。
サイコシードあたりを持たせれば、相手のカプを利用し拾う場面を増やせたかもしれません。
・パチリスの能力アップがイマイチ
シードを拾わせて能力を上げるのは良いのですが、今回のパチリスで行うのはかみ合っていない感じがしました。自分が使いこなせていなかったのが理由だとは思いますが、パチリスの耐久を上げ、場に残すうまみが少なかったです。
隣にじこあんじをさせたり、パチリスに手助けを覚えさせるなど耐久アップの恩恵が大きくなるようにするとよかったかも。
・ギミックの取り巻きが強すぎる
これが一番の原因。ギミックを狙うより、ガルーラ+ランドを選出したほうが勝てそうと思ってしまった。(実際勝ててたし仕方ないね)
このことから、勝ちを狙いつつギミックを組むならば、ある程度勝ち筋を作れるものでないといけないと感じました。今回は完全にものをひろいたい一心で組んだので、勝ち筋を生み出すものには至っていませんでしたね。
あと、総じて言えることはダブルバトルの経験不足ですね。もっと潜って基礎力をつけたいと思います。
まとめ
ほどほどにものを拾わせることができた。シード+ものひろいの相性も悪くなさそうだった。メガガルーラの使い過ぎに注意。
”ものひろい”の飽くなき研究はつづく…(かもしれない)。
おまけ
このパーティのQRコードを公開しました。実はこういうのやってみたかった。
たくさん種を拾ってみてください。
↓QRコードのページ
ここまでお付き合いありがとうございました!
次回もパチリスと!ではでは!!
twitter → @uest_dego