ぱちりすと!

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立派なパチリス使い(パチリスト)を目指して…

【USUM, S9ダブル】Zサイドチェンジ プテラグロス

どうも、うえすです!

今回はダブルバトルで、前々から考えていた並びを元にレートに挑んできたので、そのパーティについて書きたいと思います。

 

構築の発端

Z技

サンムーンで追加された新要素です。

皆さんもストーリーや対戦で使われていますよね。

このZ技には、通常の技の威力をあげて相手へ超火力で攻撃するものと、補助技にさらに追加効果を付与するものの2種類があります。

 

普段から対戦をされる方ならば、何をいまさら当たり前のことを…と思われるかもしれませんが、意外と知らないことがあるかもしれません。特に後者のZ補助技の追加効果を全て把握している人はほんの一握りだと思います。

 

そこで今回は、強力な追加効果をもつ技が埋もれているかもしれない!ということで、Z補助技に注目しました。

 

何かあるかな…?

 

 

Zサイドチェンジ:すばやさを2段階上昇

 

 

これは!

通常であれば相手の技を避けるのみですが、これであればすばやさを逆転させてアドバンテージが稼げそう!

専門用語を使うとすると、相手からの縛りを回避しつつ、こちらが相手を縛り返せる!といったところでしょうか。

 

 

試す技が決まれば、次は使用するポケモンですね。

先手を取ることで相手に脅威を与えるには、高い攻撃または特攻が必要そうです。そして、できればある程度の耐久を兼ね備えていて、場に長く居座らせたい。

必然的に種族値が高いポケモンに縛られてきましたが…

 

メタグロス

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・600族と高スペック

・鋼タイプのため耐性が良い

特性クリアボディにより攻撃や素早さを下げられない

 

条件にぴったりですね!

テテフグロスなど、メガメタグロスがメジャーな現在のレート環境、この型はまず読まれないでしょう。

それでは、取り巻きも探しに行ってみましょう!

 

相方探しの旅へ

ダブルバトルは一度に2体の味方が場に出てくるため、横に並ぶポケモンの相性は非常に重要になります。

特に今回はサイドチェンジにより、味方との立ち位置を変えるため、相方を慎重に選ぶ必要がありそうです。

 

理想の相方の条件を挙げるとすれば、

メタグロスの弱点タイプを半減以下にできる

・Zサイドチェンジで能力を上げるスキを作ることができる

といったところでしょうか。

 

メタグロスに抜群を取れるタイプは、炎、地面、ゴースト、悪の4種類。

特にレート界に蔓延している威嚇おじさんの事を考えると浮いているポケモンが良さそうです。

また、ダブルバトル一線級メガ枠であるメガリザードンYや、突如の夢特性解禁により大流行しているガオガエンを考えると炎タイプに強く出たいですね。

 

<相方に求められるスペック>

・地面技が効かない(飛行タイプor特性ふゆう)

・炎タイプに強い(水、岩、地面タイプとか?)

・サポートもできてほしい

 

ここまでの条件で、1匹思い当たるポケモンがいました。

 

メガプテラ

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・地面無効

・高い素早さからのタイプ一致いわなだれで、怯みを狙いつつ炎タイプに強い

ワイドガードを覚える(地震、熱風をシャットアウト!)

・フリーフォールでサポートができる

 

ここで特に注目してもらいたいのは、非常に高い素早さと、4つ目の項目です。

 

メガプテラがフリーフォールで相手ポケモンを持ち上げている間に、メタグロスはZ技で素早さを上げます。

そして素早さ上昇後の数値を、メガプテラ-1(実際は-2)に調整することで、持ち上げた相手の着地に続けて確実に攻撃を重ねることができるのです。

 

例を挙げるとすれば、相手のランドロスメガプテラで持ち上げる。最速メガプテラであれば、準速スカーフランドロスの上を取れます。

このターンにZ技をはなち、メタグロスが生き残れば次ターンに冷凍パンチを重ねて、ランドロスを動かさせずに倒すことができます。

 

実戦では、相手の並びも考慮しないといけないため、こんなに上手くはいかないでしょうが考察段階では十分可能性のある並びなはず!

いざ、Zサイドチェンジ プテラグロス!始動!!

 

(何かもっといい呼び方ありませんかね…?)

 

パーティ紹介

f:id:pacchirin:20180515210228p:image

 

プテラf:id:pacchirin:20171220235455g:plain

持ち物:メガストーン

ようき  特性:プレッシャー

メガ時 : 155-187-106-x-115-222

(努力値 : 0-252-4-x-0-252)

 

メタグロスf:id:pacchirin:20180515004229g:plain

持ち物:エスパーZ

いじっぱり  特性:クリアボディ

159-205-159-x-111-110

(努力値 : 28-252-68-x-4-156)

〈調整先〉

S  2段階上昇でメガプテラ-2

H  16n-1

B  A1↓の意地A252メガメタグロスの威力2倍じだんだ確定耐え

(通常のじだんだは超低乱数2発 5.0%)

A  H252霊獣ランドロスをれいとうパンチで確定1発

    無振りカプ・テテフアイアンヘッドで確定1発

    無振りメガメタグロスをじだんだで低乱数2発(18.3%)

    無振りカプ・コケコをメガプテラのフリーフォール+じだんだで確定1発(威嚇が入ると乱数1発 75.0%)

 

今回の構築のメイン。

基本的にはこの2匹を初手から並べ、メガプテラいわなだれorフリーフォール、メタグロスはZサイドチェンジを選んでいきます。

 

初手で対面して嬉しい相手は、リザードン、カプ・コケコ、カプ・テテフあたり。

特にカプ・コケコは今回のパーティに非常に刺さっているため、初手に鉢合わせることが多かったです。ためらわずにフリーフォール+じだんだで返り討ちにしていました。

 

しかし、逆に言うとこれでカプ・コケコを落とせないと非常に厳しい戦いを強いられます。相手の横にねこだまし持ちがいると、このコンボを切られるのできついんですよね…。

ガオガエン、お前のことだよ。

 

といっても、この並びは非常に刺さることが多かったです。後出しのランドロスも怖くないですし(最速スカーフは除く)、場合によってはこの初手の並びで相手パーティを半壊させることも珍しくありませんでした。

600族の強さと、クリアボディの偉大さをとても学びましたね。

 

とはいえ、不利対面では交換することも大切です。特にこの二体では鋼タイプが重いですね。

鋼タイプへの打点をもっていて、さらにメタグロスからの引き先になるポケモン

 

ガオガエン
f:id:pacchirin:20180515010809g:plain

持ち物:フィラのみ

いじっぱり 特性:いかく

200-176-110-x-110-90

負けじと威嚇ガオガエンを採用。

求めていた条件にぴったりはまりすぎて、びっくりしましたよ。そりゃ環境トップになるわけだ。

 

炎、ゴースト、悪を半減にし、ねこだましのサポートや、威嚇で相手の火力低下、そしてアタッカーにもなれる。地面技が一貫する欠点を踏まえても大活躍でした。

またお世話になることが多くなりそうです。

 

この3体では、ガオガエンの威嚇が痛すぎますね。メタグロスには効果がないとはいえ、一撃では倒せません。

 

カプ・レヒレ
f:id:pacchirin:20180515012748g:plain

持ち物:マゴのみ

ひかえめ 特性:ミストメイカ

176-x-138-144-152-119

(努力値 : 244-x-20-124-12-108)

またまた、守り神に来ていただきました。今回は性格ひかえめの新しい子です。

水の一貫を切りつつ、ガオガエンに打点を持たせるために採用しました。

 

ガオガエンねこだましや、プテラのフリーフォールがあることから、技構成はシンプルな瞑想型にしてみました。

勝ちへの詰め筋としてとても強力でした。

 

 

ここまできて、素早さ操作の手段に乏しいことに気付きました。

相手の追い風展開に負けないよう、こちらも追い風要因が欲しい…。

しかも、上の4体は電気と地面技が非常に刺さっている…。何とかしないと…。

こんな条件を満たせる奴なんて…。

 

 

f:id:pacchirin:20180515013849g:plain<呼びました?

 

 

呼んでないです。

 

グライガー
f:id:pacchirin:20180515014109g:plain

持ち物:しんかのきせき

いじっぱり 特性:かいりきバサミ

159-114-126-x-109-118

(努力値 : 148-68-4-x-188-100)

〈調整先〉

S 準速65族(ペリッパー)抜き

HD ひかえめC252リザードンの晴れだいもんじ 確定耐え

 

かなり真面目に考えて採用が決まったポケモン

追い風ができて、地面、電気無効のポケモングライガーグライオンエモンガ(特性でんきエンジン)がいるのですが、

 

エモンガ

・耐久が低すぎる

・火力が無さすぎる(テッカグヤを倒すのも怪しかった)

ので、却下。

 

グライオングライガーでは、攻撃と素早さはグライオンの方が勝りますが、確実に追い風を使いたかったため、きせき込みで耐久が勝るグライガーにしました。

足りない攻撃はギロチンで補っていけるのも魅力。

 

実際のところは、あまり選出機会は多くありませんでした。上の4体が強すぎる。

それでも選出した試合は謎に活躍してくれましたね。

味方もお構いなしに、地震で4体倒した試合はとても輝いていましたよ。

 

ジジーロン
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持ち物:とつげきチョッキ

れいせい 特性:ノーてんき

185-x-104-205-112-36 (最遅)

(努力値 : 252-x-0-252-4-0)

対天候、対トリルの役割を担ってもらいました。

特に対雨パには絶対選出していました。

 

最初はれいとうビームを搭載していましたが、レート初戦でトリトドンに勝てない問題が発覚し、急遽エナジーボールに。

役割は狭いですが、とても良い働きでした。

 

選出など

・相手にねこだましがいない+カプ・コケコやランドロス入り

先発:プテラメタグロス

裏:基本はガオガエンカプ・レヒレ

 

ランドロスは鉢巻きでなければ、ダブルダメージ地震メタグロスが耐えるので、Zサイドチェンジを押していきましょう。

地面Zであればかわせるので有利をとりやすいです。

 

しかし、相手にねこだましがいる場合は非常に難しい。

コケコガエンの並びは、コケコが電気Zをメタグロスに撃ちがちだったので、無理やりプテラを動かしてもよいかもしれません。

 

・対トリル

先発:プテラガオガエン(威嚇が相手にいればメタグロス)

裏:相手に不利を取りにくいポケモン

 

トリラーがエスパーorゴーストタイプであれば、ガオガエンでトリラーの横にねこだましプテラはトリラーにフリーフォール。

着地をガオガエンのはたきおとすで狩りとるのが丸いです。何としてもトリルをはらせないようにしたい。

もし、はられてしまったらフリーフォールやガオガエンを引いて再度のねこだましで、どうにかやり過ごしましょう。

 

・対雨

先発:プテラジジーロン

裏:カプ・レヒレ+1体

 

プテラは即引きでレヒレに交代、その間にジジーロンで負荷をかけていきます。

この2体を大切に、雨を枯らすことを意識して立ち回り、ラストをプテラで上から制圧するイメージで臨みました。

 

・対砂

ガオガエンとレヒレグライガーで頑張る。

(全然勝てなかった)

 

エルフーンゲンガー

先発:プテラガオガエンorメタグロス

裏:刺さりそうなものを

 

相方がメタグロスであれば、プテラはゲンガーにフリーフォール、メタグロスエルフーンに攻撃。

恐らくゲンガーに守られるので、次ターンもプテラは同じくゲンガーを持ち上げ、メタグロスはZサイドチェンジ。これでシャドーボールをかわしながらゲンガーを処理できるはずです。

Z補助技にはアンコールも効かないので、安心してください。

といっても、正直なところ、隣はガオガエンの方が安定すると思います。

 

意識していたのはこんなところでしょうか。

 

戦績とか

最高レート:1778

最終レート:1700ちょっと

 

1800には少し及ばずという結果でしたが、それでも自身のウルトラサンムーン最高レート&歴代2番目のレートを記録することができました。

最終日の追い込み期間でも1700台はキープできていたので、もう少し煮詰めることができれば上を目指せそうです。

 

改善するとすれば、グライガーの枠でしょうか。

活躍はあったものの、もう少し選出に絡めやすいポケモンに変えた方が、対応できる幅が広がるように感じましたね。

 

今回の構築をQRパーティに登録しておきました。

ぜひZサイドチェンジで遊んでみてください!

3ds-sp.pokemon-gl.com

 

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました!

今回も書きたい事が多く、非常に長くなってしまいましたが、お付き合いありがとうございます。

 

このパーティを組むにあたり、今までで一番相性や役割を考えていたと思います。

それに合わせて(自分の中では)勝ち数も増えたので、やはりパーティ全体として考えることが大切なのだなぁ、とひしひしと感じました。

次回以降の糧にしていきたいですね。

 

シーズン10は、なんとスペシャルレートで逆さダブルが実装!これは楽しみ!

ぜひ来季も頑張りたいです。

 

それではこのあたりで!

この前、色パチリスが生まれました!なので次の構築はパチリスと?

ではでは!!

 

 

Twitter → @uest_dego