ぱちりすと!

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立派なパチリス使い(パチリスト)を目指して…

【剣盾ダブルS12】不意打ちダイマポリ2構築【最終196位(レート1882)/最高レート1907】

 

はじめに

どうも、うえすです!

今回は、ダブルバトルのランクバトル シーズン12で使用していた構築について書いていきたいと思います。

 

構築の経緯

初期構築

今シーズンから準伝説の解禁により使えるポケモンがウルトラサンムーン時代に近くなったため、過去に結果を残されている構築からヒントが得られないか、というところからパーティを考え始めました。

構築記事を調べていた中で、テッカグヤの詰め性能に惹かれ、テッカグヤ入りの構築を探していた中で気になったのがこちらの構築でした。

http://infinityju.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

(無断リンクお許しください。問題があれば削除いたします。)

 

環境に多いレヒレに強そうだったので、Dビーストたべのこしテッカグヤを基に、この記事を参考にして、

眼鏡CSレヒレ

珠CS化身ランド

HCきのみクレセリア

と組んでいき、相手のレヒレにもう少し厚くするためにレジエレキ、対レジエレキのために電気無効枠が2体欲しかったのでアローラガラガラを採用し、初期案が完成しました。

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これで実際にランクバトルに挑み、その時に感じた悪い点が以下の通りでした。

詰め切っても、たべのこし+やどりぎのアニメーションが長くTODで負けることがあった。

  • レジエレキ

電気とノーマル打点しかないのが不便。特にガラガラと並んでしまうと何もできない。

まけんき、かちき対策で化身にしていたが、威嚇の方が欲しい場面が多かった。

 

これらを加味して変更を加えました。

 

構築ver.2

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〈変更点〉

テッカグヤの持ち物 たべのこし→1/3回復実

化身ランドロス→霊獣ランドロス

レジエレキ→ライコウ

 

レジエレキの枠ですが、求めたのは速い電気タイプというところでした。そこで今作から熱湯を覚えて技範囲の広がったライコウを使ってみることにしました。

珠を持たせることで火力の出せるアタッカーにしつつ、バークアウトを採用することで裏のテッカグヤで詰める助けになるのではないかと考えたためです。コケコも採用を考えましたが、相手のレジエレキをフィールドで強化してしまうと困るので見送りました。

 

このパーティで今月初めに開かれたダブルバトルBo3ルールの大会「てるるんチャレンジ」に挑み、個人成績は2勝2敗でしたが手応えがあったのでここからさらに改良を進めました。

この大会後に感じたのが、

ねっとうがあまりしっくりとこない。

エスパー技があまり刺さらないため、ダイマを切っても利点がない場面が多かった。

メガネだくりゅうはなかなか良かったが、上から叩かれることが多く、即落ちしやすかった。

 

なので、ここをさらに変更して、ランクバトルに挑んでいきました。

 

構築ver.3

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〈変更点〉

ライコウのねっとう→はどうだん

HCクレセリア→HCポリゴン2

カプ・レヒレのこだわりメガネ→こだわりスカーフ

 

まず、てるチャレで相手のカミツルギが非常に厳しいことに気付きました。素の状態で上を取れるのがライコウしかおらず、そのライコウも打点がなかったので先に展開すると一方的な展開となっていました。

そこで、今作通常でも習得した技はどうだんに注目しました。これにより、特防に厚いカミツルギであっても致命傷を与えられ、ほかにきつかったバンギラスへの打点も確保できました。

 

続いてクレセリアの枠ですが、採用していた意図が、

トリックルームの切り返しができ、耐久がある

・耐久型と思わせて想定外のダイマックスで荒らす

の2点でした。実際にダイマクレセリアで荒らせた場面も多かったですが、やはり火力が足りず、環境に一致技のエスパーが弱点のポケモンが少ない上に、浮遊で浮いているのでサイコフィールドの恩恵が得られない点が気になりました。

そこで他にいいポケモンがいないか探した時、ポリゴン2を思いつきました。しんかのきせき込みだと、H振りのみでクレセリアと同じくらいの耐久値となり、さらに特性アナライズで火力も出ると完璧なスペックでした。

 

ラストのカプ・レヒレの持ち物は、上から叩けるポケモンを増やせるようスカーフとしました。

今までライコウよりも速いポケモン入りのパーティに後手に回ることが多かったので、純粋に上を取れるポケモンがいるのは安心感がありました。

 

これで中盤〜終盤のランクバトルに挑み、かなり使い勝手は良くなったのですが、少し残った懸念点は、

バンギラスに対するコマが少ない

・レヒレアローラガラガラが少し違う気がする

という部分でした。

最終的には、レヒレを水ウーラオスに、アローラガラガラの型を変更することで最終的なパーティとなりました。

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個体紹介

 

ライコウ@いのちのたま(プレッシャー・おくびょう)

169(28)-×( )-95( )-167(252)-120( )-180(228)

10まんボルト/はどうだん/バークアウト/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

※特性はせいしんりょくです。 

調整:素早さ最速111族(化身ボルトロス)抜き、C振り切り、残りHで珠ダメ最小(10n-1)

 

主に、ロトムトゲキッス、レヒレテッカグヤ、ガラルファイアーに対して選出していました。

技範囲が広く、環境に多かったレヒレに抜群が取れる電気枠としてとても使い勝手が良かったです。

いのちのたまを持たせることでエース運用するパターンと、バークアウトで相手の特殊アタッカーを弱体化させてとなりのポケモンの補佐をするパターンの2つで動けるようにしました。 

そこそこある素早さのおかげで、上からデバフをかけられるのは強力でした。 

 

また、技についてもタイプ一致の10まんボルトと、上で述べたバークアウトは確定で、様子見のできるまもる、そしてあと一枠ははどうだんとしましたが、これも正解でした。

チョッキ+特防にかなり努力値を割いているカミツルギには耐えられますが、基本考慮されていないような動きをされることが多かったので、刺さる場面が多かったです。

地味にダイナックルで隣のウーラオスを強化できるのもよかったですね。

かなり好きなポケモンなので、活躍させられて良かったです。

 

 

ウーラオス水@こだわりスカーフ(ふかしのこぶし・いじっぱり)

175( )-200(252)-121(4)-×( )-80( )-149(252)

インファイト/すいりゅうれんだ/アイアンヘッド/とんぼがえり

ぽけっとふぁんくしょん!

主に、レイスポス入り、フェローチェ入り、化身ボルトロス入りの初手に投げていました。

バンギラスに強く、レヒレに代わる水タイプとして採用しました。

スカーフを持たせることで、ライコウ以外に相手の上から動けるポケモンとして活躍しました。すいりゅうれんだがいかく無効なのも好都合でした。

そして、基本的にタスキ想定で動かれるので、スカーフが刺さる場面も多かったように感じました。

 

上記に書いた通り、化身ボルトロス入りの構築には、ウーラオスライコウと投げることで、H4振りダイマックス化身ボルトロスが、すいりゅうれんだ+ダイサンダーでほぼ確定で落とせるため、一度も行動させることなくイージーウィンすることができました。

ウーラオスのすいりゅうれんだ+ライコウの珠ダイサンダー 

→H4振りダイマックス化身ボルトロス:超高乱数1発(99.83%)

また、レイスポス+レジロックの弱点保険起動構築や、ブリザポス+フェローチェのスピードスワップ構築への対抗策にもなっています。…が、実際は、無振りレイスポスに分の悪い乱数だったり、最速フェローチェに対して同速なので完全な対策にはなっていませんでしたね…。抗えないよりかはマシと開き直っていましたが…。

ウーラオスのすいりゅうれんだ

→無振りレイスポス:乱数1発(43.7%)

 

 

ランドロス霊@とつげきチョッキ(いかく・ようき)

165(4)-197(252)-110( )-×( )-100( )-157(252)

じしん/そらをとぶいわなだれ/とんぼがえり

ぽけっとふぁんくしょん!

ガラルファイヤー入りや、初手様子見をしたい時など、幅広く選出しました。

ガラルファイヤーの上から動きたかったので最速としています。

また、サイクルを回す役目と、ダイマックスアタッカーの役目も持たせたかったので、上記のような技構成とし、格闘技は切っています。

持ち物もなかば消去法的にチョッキを持たせていましたが、対特殊に対しても後投げできたりし、ダイアースと組み合わせて強引に耐えきることもできたのでしっくりと来ていました。

特にガラルファイアー入りには、隣へダイジェット、ダイアース、ダイワーム と使い分けることでターンをしのぎ切っていました。文句なしで強かったです。

 

 

テッカグヤ@混乱実(ビーストブースト・おだやか)

201(228)-×( )-137(108)-128(4)-154(148)-84(20)

ラスターカノン/かえんほうしゃやどりぎのタネワイドガード

ぽけっとふぁんくしょん!

 調整:参考元のものを使わせていただきました。

 

 主に、ガラルファイヤー、メタグロスカプ・レヒレに対して選出していました。

 今回の構築を組むきっかけとなったポケモンで、やどりぎのたねで相手を積ませる勝ち筋を生み出せるところが強かったです。

今までは、相手を倒すことのみに意識がいっていましたが、このポケモンがいることで、誰を倒してしまえばテッカグヤで詰めることができるかというところも考えて動けたことが、今回上手くいった要因なのかなと思います。

 

技については、霊獣ランドロスに対して選出することが多いだろうということで、特殊鋼技のラスターカノン、トリルができない時のメタグロスをはじめとした鋼がきつかったのでかえんほうしゃ、詰めのためのやどりぎのたね、そして最後は守るではなく ワイドガードとしています。

このワイドガードが非常に強力で、ダイマが切れたあとのガラルファイヤーのもえあがるいかり、レヒレのだくりゅう、ランドロスいわなだれとじしん、コータスのふんか、しっとのほのお、ねっぷうと、例を挙げればキリがないほど、防げる技が多く、これで隣のポケモンを守って逆転した試合もたくさんあったので、今回の構築の勝率にとても貢献してくれました。

調整だけは叩き台で使った7世代構築記事のままだったので、ここはちゃんと自分なりに工夫すべきでしたね。反省点です。

 

 

ポリゴン2@しんかのきせき(アナライズ・れいせい)

191(244)-×( )-110( )-172(252)-117(12)-58( )

トライアタック/れいとうビーム/10まんボルト/トリックルーム

ぽけっとふぁんくしょん!

主に、トリル、化身トルネロス入り、エルフーン入りに選出していました。

HCクレセリアから発想を得た、ダイマアタッカーポリゴン2です。

基本的に常時火力を上げられるアナライズにし、技も3ウェポン採用しています。

上記の化身トルネロスエルフーン等には初手からダイアイスを撃つことで、タスキを貫通して倒すことができます。そして、めいそうを1回積んだH252レヒレに対しても半分以上のダメージが入るので押し切ることができます。

ポリゴン2のダイサンダー

→H252カプ・レヒレ D1段階上昇:55.3~65.5%

そして、H振りのみでもかなりの耐久があるので、即落ちすることも少なく非常に使い勝手が良かったです。

場合によってはダイマックスが切れた後にトリルを張れるところもよかったですね。

 

 

ガラガラ炎霊@ふといホネ(ひらいしん・なまいき)

191(252)-101(4)-130( )-×( )-145(252)-45( )

フレアドライブポルターガイスト/サイドチェンジ/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!
主に、レジエレキ入り、バナコータス、トリル選出時に出します。
後半に増加したフシギバナコータスに対して出せるよう、フォロワーのえふさんからのアドバイスを頂いてHD特化で採用しました。

C252補正あり珠フシギバナのダイアース(だいちのちから媒体)

→HD特化Aガラガラ:低乱数1発(18.7%)

 また、トリルアタッカーとしても動かすのですが、唯一トリルを張れるポリゴン2をアタッカーとしているので、こちらにサイドチェンジを仕込むことでサポートも行えるようにしました。

相手にやどりぎを入れて、テッカグヤ+Aガラガラの並びでサイドチェン&ワイドガードの動きが凶悪すぎましたね。

 

一方で、大事な場面でポルターガイストを外すのだけは心臓に悪かったです。

そしてこれはプレイヤーが悪いのですが、私が特性ひらいしんを失念するせいで、数々の味方のライコウポリゴン210まんボルトを吸ってきました。何度やっても繰り返してしましますね…。

最終日はこれまたえふさんのアドバイスで、ポリゴン2の技の並びをいじって10まんボルトを下にし、他の技のPPが多くなるようにポイントアップを使って視覚的に防ごうとしましたが意味がありませんでした。ダメだこりゃ…。

 

選出について

vs化身ボルトロス入り

先発:ライコウ+ウーラオス(相手にガオガエンがいる場合はポリゴン2)

こちらにランドロスがいることもあって、基本的に初手に出てきてダイマックスされます。想定通り倒せることが多いのでかなり立ち回りやすかったです。

ガオガエンが相手にいる場合のみ、猫だましで止められないようライコウ10まんボルト+ダイアイスで攻撃していきましょう。

 

vsガラルファイヤー入り

先発:テッカグヤライコウorランドロス

テッカグヤはファイヤーにやどりぎを入れつつ、ライコウのバークアウトかランドロスダイマを隣に撃ってやり過ごします。やどりぎで体力が半分以下となった場合はぎゃくじょうが発動しません。

相手が自ら弱点保険を起動してくる場合は難しいですが、交代でダイアークのDダウンを解除しながら立ち回りました。

 

vsコータスフシギバナ

先発:ポリゴン2+Aガラガラ

ポリゴン2とガラガラでフシギバナに集中します。晴れていれば、ダイマックスを切られてもガラガラのフレアドライブで相打ちに持っていけます。

ねむりごなのケアでこちらはダイマックスを切らないようにしましょう。

 

vsレジロックレイスポス

先発:ウーラオスランドロスorテッカグヤ

ウーラオスでレイスポスを倒しに行きます。こちらが弱点を突くように見えるためか、倒し損ねても鬼火などを撃たれることが多く、レジロックの弱点保険を発動させないように立ち回っていきます。

場合によっては、レイスポス撃破後にウーラオスでダイスチルを相手の隣に撃ち防御を上げていきました。

 

vs化身トルネロス入り

先発:ポリゴン2+なにか

基本的にトリル警戒でちょうはつされるので、初手ダイマで荒らしていきます。

隣にガラガラがいる場合はダイサンダーを撃たないようにしましょう(戒め)。

 

vs雨パ

先発:ウーラオスポリゴン2

水の通りがいいので非常に厳しいです。ダイマポリゴン2のダイアイスで天候を取りながら頑張りました。

 

厳しい並び

ドラパルト入りや、上位に多かったオーロンゲ+サンダーのような構築は、されることが分かっていてもどうしようもなく、その部分は弱かったなと思いました。

何とかどの構築にも5分以上で戦えるように構築を組んでいきたいですね。

 

結果

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73勝47敗  最終196位 最終レート1882

(最終日最高139位:最高レート1907)

 

念願の自己最高レートを更新できました!

インフレしたシーズンではありましたが、自己最高順位でもあるので素直に嬉しいです!

目標は最終2桁としていて、それにはあと一歩及ばずでしたが、自分で考えて組んだ構築で結果を残せて本当に良かったです!

最終日も大きな連敗をすることなく、安定して戦えたのはとても収穫でした。対戦に対する度胸も付いたと思うので、次こそは最終2桁を目指したいですね。

 

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました!

かなり長くなりましたが、参考になる部分があれば幸いです。

ではでは!